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はじめての尿道バルーンカテーテル体験記、激痛!!導尿で安堵もつかの間で
[バルーンカテーテル] ブログ村キーワード
はじめての尿道カテーテル挿入、、
限界まで、伸び切った僕の膀胱はパンパンになり、あまりの圧力の高さに閉じっぱなしの僕の尿道括約筋を押し広げて、したしたと一滴ずつ尿が漏れている。
脂汗を流しながら、診察台で悶えている僕を一瞥して、 あー、やっぱり尿閉になっちゃったねー、風邪薬かなんか飲んだ?、よし、管をいれるよ、すぐに楽になるからね。 看護婦サーン、バルーン留置するから、、16フレでいいかな、、え? ないの? 18フレンチ? ま、それでいいか。
慌ただしく、看護士さんが物品を揃える、、。

じゃあ、ベルトを緩めてズボンを降ろしますよー、看護士さんが慣れた手つきで僕の下半身を露にする。 尿漏れパッドを付けたパンツを見られてしまうなどという羞恥心が頭をもたげる余裕もなく、間欠的に襲ってくる下腹部の痛みと、はち切れんばかりの膀胱が断末魔をあげるように収縮し、それに伴ってしたしたとこぼれる尿をガーゼで拭いながら看護師さんは、消毒しますよーと声をかけるや、僕の尿道口を冷たい消毒液で消毒し始めた。 ここからは、主治医にバトンタッチ、看護士さんに握られた僕の恐怖に縮こまった陰茎の尿道口に、なにやら冷たい感じを感じた次の瞬間、焼けた鉄の棒を突っ込まれるような激痛が尿道に走った! ”はうあ、、”うめき声とともに、反射的に腰が跳ね上がる、、”はいはい、力を抜いてー口をあけてゆっくり呼吸してー” 看護師が僕の手を握り
腰を抑える。 激しい痛みを伴いながらメリメリとシリコン製の管が進んでいく。 診察室の外にもきっと僕の声にならない悲鳴が響いていたと思う。 
激痛に耐えながらも、平静を保とうと、ゆっくりスーハースーハーと呼吸を整える。 随分深くまで管が来ている感じだが、どうやらそこから先に進まないようだ。 ”あい、いいいい、、”カテーテルを進めようと押されると、お腹の奥が痛い。

18はやっぱ太いかなー、、でも、無いんだよね、、16、、。 おもむろに医師が前立腺手前まで進んだカテーテルを引っこ抜く、、”はう、、、おお”入れる時とはまた違った異様な感覚に鳥肌が立ち声が漏れる。尿道口からは血が出ている、、かわいそうな僕の息子の姿に悲しくなってきた。 看護士がなにやら注射器に詰めている、、どうするんだろう。 もう、涙目だ。 ”入れて” 主治医の指示を受けて看護士がおもむろに注射器を僕の尿道口にあてがい、中の透明な液体を注入し始めた。 ”うぐぐぐぐ、、”にゅるにゅるーと火傷したように痛む僕の尿道を粘稠な液体が進んでいく、尿意を感じる部分までに注入されたその物体は、キシロカインゼリーという表面麻酔薬だ。 看護師が尿道口からシリンジを引き抜くと、ダラーっと、血の混じった粘稠なゼリー上のものが溢れてきた。 ”それ、もう一度いくよ、がんばってねー” ”は、ううう っく” ふたたびミリミリと太いカテーテルが尿道口から挿入されていく、、、”よしもうちょっとだ、、力を抜いてね” 汗だくで、激痛に耐える、、力を抜くなんて無理無理。 カテーテルの先端が、キツくしまった尿道括約筋をこじ開けながら進んでいくのが解る、、ほどなく激しい尿意を感じると、”よし来た!!”と主治医の歓喜の声が上がった。 看護師が、シリンジでカテーテルのバルーンを膨らまして、カテーテルを固定し終えた。 ぼくは、しばし放心状態、、尿漏れパッドを付けていることや、下半身が露な状態で、息子の先端からは管が出ているのを複数の人達に見られていることなどまったくもって気にもならなかった。 

”ハルンバッグにつないで、、しばらくは解放にしとくから”飴色の尿が透明なシリコンカテーテルから蓄尿バッグに流れていく、、”残尿900でした” 
”いやー、これだけ溜まってたらかなりきつかったでしょ、、楽になってくるからねー” 医師が笑顔でカルテを書いている、、曰く、 今回の尿閉で膀胱がかなり痛んでしまっているため、暫くはカテーテルの留置が必要であること。 膀胱の圧力を下げるために、蓄尿バッグに持続的に導尿しておくこと。 ある程度、膀胱を休めたら、蓄尿バッグを外して、カテーテルに蓋をつけて通常通り排尿を開始することなどの説明を受けた。 僕の膀胱は、やっと落ち着きを取り戻したようで、しばし安堵のとき。 

看護師さんに、蓄尿バッグからの尿の処理の仕方を教わり、会計をして帰宅。 とは言え、尿道口からはカテーテルが膀胱内に留置されたままで、片手に蓄尿バッグを持った姿である、、帰路立ち寄ったコンビにでも、店員さんがビックリしている、、、明らかに入院患者にしか見えないわけだ、、これじゃ仕事なんて出来ないし、、困った事になったものだ。 僕の膀胱に留置された18フレンチというバルーンカテーテルはかなり厳しいもので、違和感も非常に強かった。 もらった鎮痛剤を飲んで、なんとか眠りについたのだが、、。

激痛尿道バルーンカテーテル


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[2012/04/23 23:39 ] | 自己導尿 | コメント(6) | トラックバック(1) | page top
ついに尿閉!神経因性膀胱、、恐怖の膀胱尿道バルーンカテーテル挿入へ
[神経因性膀胱] ブログ村キーワード
初めての泌尿器科で、どんな検査をされるのかと不安一杯だった僕。 しかし、検査は簡単なもので、問診とおへその下にプローブを当てての超音波検査のみ。
モニターに映し出される画像を見ながら、うーん前立腺は少し大きい程度で特に問題はないけど、かなり残尿が多いからなあ、、。 おしっこが出にくい原因は前立腺じゃないよ、便秘もあるでしょ、、おしっこを出す神経が弱っているみたいだね。
かくして、告げられた診断は神経因性膀胱、、、。 症状はかなり酷いから、早晩、管を入れなきゃならないかもしれないよ、、。とのお言葉、、。 へ? 管?? 去り際主治医が告げた言葉が頭に引っかかる。

尿道の緊張を弱めておしっこを出しやすくする、フリバス等の内服薬で、結構良い感じに、、といってもちょろちょろ程度だけれども、おしっこは出続けていて、これならなんとかなりそうかなーと一安心していたある日。 会合でビールを少し、、飲んだのがまずかったのかどうか? 夜半から尿が出ない、、ぴたりと出ない。 朝方までトイレと寝床を往復するも、尿は出ず、だんだんお腹が苦しくなるばかり、、。これはマズい、、。 だがしかし、仕事もあるし、、歩くのも厳しい状態のなか、極力水分を控えて日中を過ごす。 お腹が限界に達しているのか、少し動くと、少しずつじょじょっと、尿が漏れてくる。 大きめの、ナプキンをあてて、なんとか凌ぐ。 なんとか、回復しないだろうか、、この状況はあまりに切なすぎる、祈るような気持ちで夕方を迎えるもいよいよ、お腹の張りは激痛にかわり、吐き気までしてきた。 おしっこが出ないのがこんなにも苦しいものだとは、、青色吐息でなんとか病院へたどり着く。 玄関でしゃがみ込む事も出来ず、中腰のまま喘いでいると、病院の受付の方が車椅子を持ってきてくれた。 大丈夫ですか? いや、お腹が苦しくて、、すいません。 じゃあ、消化器科ですね、、。い、いや、泌尿器科をお願いします。

テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体

[2012/04/23 23:31 ] | 自己導尿 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
頚椎症ついに尿閉!神経因性膀胱、、恐怖の膀胱尿道バルーンカテーテル挿入へ
ついに尿閉!神経因性膀胱、、恐怖の膀胱尿道バルーンカテーテル挿入へ 「前立腺(163)」
[ 尿閉自己導尿 ]
なんやかんやで、尿の勢いは弱いものの、なんとか日常生活には困らない程度に出ていた僕のおしっこ。 ところが、ついに、排尿後ズボンを上げた後の尿漏れが激しくなり、おしっこの出も悪くなってきた。 まだ、早いような気もするけれど、いい大人だから、俺もいよいよ大人の男の証として、前立腺肥大症になったのかと、意を決して泌尿器科を再受診。
 以前の、尿道造影のトラウマが抜けず、一体何をされるのだろうと、どきどきして待つも、尿検査と簡単な問診と、お腹からの超音波の検査で診察終了。 問診票からはかなり酷い排尿障害があり、完全に日常生活に支障を来していることが判明。 超音波の検査の結果、前立腺肥大は無く、残尿が結構残っている状態とのこと。 診断は、神経因性膀胱、、、腰か首は悪くありませんか? だって。
 頚椎を痛めていて、時々頚椎カラー装着が必要な状態である事、最近便秘もあることを説明、、どうやら、脊髄が障害され、排尿を司る神経が弱っているらしい。頚椎症
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その日は、膀胱の力を強める薬と、尿の通り道を広げる薬を処方してもらう。 
帰り際”若いのに、これじゃ大変でしょう、、可哀想に、、でも、最悪膀胱カテーテル留置が必要になるかもしれないよ”と、主治医。 まじですか? かなりブルーになりながらも、とぼとぼと帰宅。 お薬を飲んでみると、うまくお腹に力が入らず、便秘気味だったのが改善、心無しか尿の出も少し良くなったような、、まあ、前立腺肥大じゃなかったのはなんだかほっとしたものの、それよりも不味い状態になってるような気がしたりしなかったり。 そんな不安と主治医の心配は数日後、現実のものとなるのであった。 どうなる俺?!

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[2012/04/18 02:51 ] | 自己導尿 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
逆行性尿道膀胱造影の惨劇、、尿が出ず20歳にして始めての泌尿器科受診へ
排尿開始までの時間が長い、尿の勢いがない、時間がかかる、、これらのおしっこにまつわる症状は高校生のころから出ていたわけだけれども、別段命に関わる訳でもないし、何処か痛い訳でもないから、まあ、そのまま放置していた訳だけれども、30歳になって、海へ仲間と船釣りに行った際、たまたまトイレの無い漁船だったため、おしっこは皆、船の最後尾の舳先からダイナミックに外洋へ放尿!というのが定番だった。 しかし、放物線を描きながら軽々と船のヘチを飛び越えて排尿している仲間に対して、僕はといえば、尿はちょろちょろ、、真下に落ちて行くわけで、海まで届かないのだ。 やむなく、決死の想いで海際ぎりぎりまで腰を突き出し、船のヘチにおちんちんを乗っけて、ちろちろと排尿せざるを得なかった。 この時ばかりは、さすがに、尿の勢いが無い事がこんなにも、大変つらいことかと少しへこんだ記憶がある。
 さてさて、大学の頃、さすがに不安になって、泌尿器科初体験!症状を伝え、検査へ、、、その検査が、また何も無い部屋に尿器があり、そこで衆人環視のもと排尿をして、経時的な尿流用を評価するというウロフロー検査。 そして、極めつけは、なにも知らずに透視室に寝かされて、おもむろに、僕の息子にゴム製のカフをはめる担当医。亀頭にはめられたカフは、シュポシュポと主治医が空気を入れるたび僕の貧弱な亀頭部を締め付ける、さらにその、亀頭部に装着されたカフの内側には、はじめ気付かなかったが、なにやら固いプラスチックのストローのような突起が、、空気で亀頭を締め付けられるたび亀頭部の尿道開口部から尿道に向けて”ぐさぐさ”と突き刺さってくるのだ、、突然の事態に僕はパニックになりながらも、透視台の上からは涼しげなアナウンスが、、”はいそれでは造影剤が入ります、、力まないでリラックスしてくださいね”。

 ほどなく、僕の尿道入り口から予想だにしなかった高圧の造影剤がにゅるにゅると、僕の尿道に注入されていった。亀頭部全体を完全密閉され、ほかに行き場の無い高圧の造影剤がシリンジポンプで情け容赦なく、尿道を割りながら、亀頭ー陰茎尿道ー前立腺部へと逆流していく、、本来、おしっこが辿る道を、全く逆に造影剤を流し込んで行くのだ。 膀胱括約筋をうまく緩められない僕の尿道は風船のようにプクーッと膨張し激烈な痛みが脳天を貫いた。 台の上で、悶絶し、のたうち回る僕、、尿道は行き場を無くした造影剤で緊満し、破裂寸前、、僕は行き絶え絶えになりながら、”すいません、もう止めて下さい!!い、い、ぐあは”と声にならない叫びを漏らしたのだが、その直後、、尿道に停留していた粘稠度の高い造影剤が、前立腺部を越えて、一挙に膀胱内へ到達! 余りの激痛に、僕の下半身はびくっ、びくっ、っと痙攣ししばらくたちあがれなかった。 産まれたままの姿を晒しながら、透視台で悶絶する僕に、、手伝いにきていた医師が一言。”あれ、尿道から血がでてるよ、、きっと裂けたんだね” と言い残して検査室を出て行った。
 それから、一週間程は止まらない血尿と股間の激痛に苦しみながら学校に下葉羽目になったのだが、そこまで酷い目にあったわけだけれども、当時の主治医のコメントは”まあ、いまのところは大丈夫じゃない?” という、なんともとほほな診断であったのだ。 
 というわけで、つらい過酷な検査を経て、診断治療どころか、なんら手応えを感じる事無く過ぎた20代、、、思えば、このころにちゃんと診断を付けてもらえてたら、人生変わっていただろうか?
[2012/04/18 02:28 ] | 自己導尿 | コメント(0) | トラックバック(1) | page top
頚椎症から尿閉、神経因性膀胱へ 予兆
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[2012/04/18 02:25 ] | 自己導尿 | page top
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